粉もの屋 蛸鳴

鉄板のメンテナンス編

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たこなり日記 vol.1

たこなり日記 vol.1

2022/01/06

たこ焼き屋ならではといいますか、内部事情といいますか、紹介したらちょっと面白いかもなって話を記していくその名も『たこなり日記』。

今回はたこ焼きを焼く鉄板のメンテナンスについて!

たこ焼きを焼けば焼くほどガビガビになっていく鉄板。定期的にメンテナンスが必要なのですが、これがなかなか時間がかかる上に、上手いこと行かないことが多々あるので厄介なんです。

 

ということで(?)、準備するのはこちらの2点!

ガビガビの鉄板と、

大きめのガスコンロ!

手首のところが赤くなっているのは火傷です(笑)

この程度の火傷はもう日常茶飯事ですね。180度の油が跳ねて目に入りそうになった時はさすがに焦りましたが…

にしても、なかなかにガビガビですね。もう少し早いタイミングで手入れをするべきでした。

ではこれらを…

ガスコンロにうつ伏せに置き、

アルミホイルを全体に被せて着火!

そうです。表面の汚れを全部燃やし尽くそう大作戦ですね。

そしてここからが大変。5分と経たないうちに煙が大量に発生するのですが、それが30分くらい続きます。

あっという間に店の中が煙で充満して火事のようになってしまいます。

ただ、火を扱っている以上は離れるわけにはいきませんので、なるべく体勢を低く保ちながら、まあ携帯をいじったりしながら煙が落ち着くのを待ちます。

 

30分くらいして煙が落ち着いたらシンクに持っていって水をぶっかけます。

うまく燃やせた汚れはごっそり落ちてくれますが、そうでない箇所は地味〜に残るので厄介です。

仮にしっかり汚れを汚れを落とせたとしても、この写真の通りでは鉄板の半面しか燃やせないんですね。

ということは、ここまでをもう1セット!1時間は平気でかかります。

鉄板の端の方など、汚れが落ちにくいところを燃やすためにコンロ上の鉄板の配置を調節しつつ…などやってたら大体2時間以上はかかります。

何回か繰り返して鉄板がこの状態になれば完了!

写真じゃ伝わりづらいですが、これ、かなりキレイです。ここまで出来れば、よし帰れるぞ、となります。

煙が大量に出る関係で営業中には出来ないので、いつも営業終了後にしているのですが、帰るか、と時計を見たら22:30。まあいつもこれくらいかかるしな。

 

あとはたこ焼きを焼けるように馴染ませればOK。月1回くらいのちょい大仕事のご紹介でした。

 

 

京都市右京区の『粉もの屋 蛸鳴』

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